東京キャピタル、「投資GPT」開発 人柄や競合事例データからリターンを予測

ベンチャーキャピタル大手が、自社で開発した「投資GPT」を投資判断で活用し始めた。
フィクション・スタートアップ 2024.02.19
誰でも

ベンチャーキャピタル大手の東京キャピタルが、2月から自社で開発した「投資GPT」を投資判断で活用し始めた。

過去の投資判断に用いた材料をChat GPTに学習させ、新規の投資先の成功可能性やリターン予想などを算出するという。具体的には、経営陣の経歴や人柄、投資先企業に関連する、当時の業界の市場規模や競合の売上高、ユーザー数を指標とし、同時に米国などでの先行事例なども加味する。

東京キャピタル代表のサメジマ氏は「あくまでも判断材料として使うもの。起業家との対話から生まれた信頼関係や事業の成長可能性が前提」とコメントした。

※この記事の人物・内容はフィクションです

リアルな話

ある日本のVCでは、実際に社内でChatGPT導入を検討しているそうです。とはいえ、実際に投資判断などのVC業務で活用しているという話は聞いたことはありません。メールの作成だったりに生成AIを使うことはあるかもしれませんが。

米国VCシグナルファイアのジョッシュ・コンスティンさんは「出資断り書を書くことは、VCで最も消耗する業務ですが、我々は創業者に敬意を表してそうしません」とTechCrunchで語っています。投資家と起業家はとても密な関係性になることも多いので、人間味あるコミュニケーションは今後も不可欠でしょう。

ただこの記事は、2023年1月のものなので、あくまで当時のインタビューとしてご参考までに。

無料で「スタートアップ・フィクション通信」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

誰でも
京都未来技術大学発シセイセンサ、「理想の歩き方を指示するウェア」発表
誰でも
セールステックで成果ダウン? 導入企業「勘と経験のほうが成果出る」
誰でも
南西向きのオフィスは離脱率が低い──オフィス調査会社が発表
誰でも
「チラシDX」導入社数急増 都内スーパーやマッサージ店が活用
誰でも
肥満改善アプリ、社外取のタノウエ氏解任 パワハラ原因か
誰でも
「オンライン診療」のオーソピ、5億円調達 整形外科医と患者を繋ぐ
誰でも
「起業家本」増加も売れ行き不調 狙いはブランディング
誰でも
「背中広告」東京で拡大 2000人がリュックにディスプレイ