東京キャピタル、「投資GPT」開発 人柄や競合事例データからリターンを予測
ベンチャーキャピタル大手の東京キャピタルが、2月から自社で開発した「投資GPT」を投資判断で活用し始めた。
過去の投資判断に用いた材料をChat GPTに学習させ、新規の投資先の成功可能性やリターン予想などを算出するという。具体的には、経営陣の経歴や人柄、投資先企業に関連する、当時の業界の市場規模や競合の売上高、ユーザー数を指標とし、同時に米国などでの先行事例なども加味する。
東京キャピタル代表のサメジマ氏は「あくまでも判断材料として使うもの。起業家との対話から生まれた信頼関係や事業の成長可能性が前提」とコメントした。
※この記事の人物・内容はフィクションです
リアルな話
ある日本のVCでは、実際に社内でChatGPT導入を検討しているそうです。とはいえ、実際に投資判断などのVC業務で活用しているという話は聞いたことはありません。メールの作成だったりに生成AIを使うことはあるかもしれませんが。
米国VCシグナルファイアのジョッシュ・コンスティンさんは「出資断り書を書くことは、VCで最も消耗する業務ですが、我々は創業者に敬意を表してそうしません」とTechCrunchで語っています。投資家と起業家はとても密な関係性になることも多いので、人間味あるコミュニケーションは今後も不可欠でしょう。
ただこの記事は、2023年1月のものなので、あくまで当時のインタビューとしてご参考までに。
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