「チラシDX」導入社数急増 都内スーパーやマッサージ店が活用

ディスプレイを住居に設置し、そこにチラシを配信するシステム「CHIRASHI GO」の活用が広がっている。
フィクション・スタートアップ 2024.02.23
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自宅のポストに届くチラシの数々──。多くの方が、それらを読むこともせず捨ててしまい、せいぜい、近所のスーパーのチラシに目を通すくらいだろう。「チラシお断り」のステッカーを貼り付ける人も多く、特に認知度をあげたい店舗などにとって、マーケティング効果も測りにくい。

そんななか、CHIRASHIというスタートアップがチラシのDXに取り組んでいる。同社は、ディスプレイを住居に設置し、そこにチラシを配信するシステム「CHIRASHI GO」を手がける。まず事業者は、自社のチラシファイルをCHIRASHI GO上にアップロードする。その後、配布したいエリアを指定すると、各マンションやアパートのディスプレイに配信される仕組み。「スーパー」「娯楽」「学習塾」などにカテゴリー分けされて表示され、住人は気になったカテゴリーからチラシを見ることができる。添付されているQRコードを読み取れば、スマートフォンに保存することも可能だ。

紙のチラシでは測定できなかった閲覧数を取得できることが事業者に受け、サービスは拡大。2023年8月に、東京都内の港区、新宿区でスタートしたが、すでに導入した事業者の数は200に上る。多くはスーパーやマッサージ店、学習塾だ。ディスプレイを設置している住居の数は非公開だが、「二桁数のマンションで配信されている」(広報)という。

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